最近の北九州地区の武器押収は異常だ。

これまでを振り返ると、2007年までの押収品は、「暴力団向けの寄せ集め」といった内容だったが、2011年以降の、「M-4自動小銃」(米軍の陸・海兵隊が使用している主力小銃)、2012年の「RPG26」携帯式ロケットランチャー(ロシア軍)、「AKS-74U自動小銃」(ロシア軍)「銃弾201発」、及び手榴弾は、これまでの、フィリピン製「模造銃」、米国製「真正銃」といったレベルとは明らかに異なる。
本来は厳密に管理されているはずの軍隊の所有する武器・兵器の流入事件である。

また、M-4自動小銃やAKS-74U自動小銃と弾丸200発、ロケットランチャー、手榴弾は、コマンドー1人が分担する1出動分の携行火器である。 はたして誰が、何の目的で日本に持ち込んだのか、そして何を起こそうとしているのか。

これらの武器の用法とその威力を知る者にとっては、背筋の寒くなる思いだ。 

このような最新兵器を備えた武装コマンドーが原発などの重要施設に攻撃を仕掛けてきたとき、どうやって護るのか、またどのような手段で彼らを制圧するのか、さらに制圧に伴い発生する人的損害等を思うと、現状はあまりに深刻だ。


▶ 2008/11/27 暴力団組員を逮捕、ロシア製の自動式拳銃1丁と実弾15発を押収
▶ 2008/02/08 暴力団組員を逮捕、38口径回転式拳銃2丁と実弾10発を押収
▶ 2007/07/20 久留米市内の事務所を家宅捜索し、回転式拳銃4丁と実弾33発を押収



2012/11/17 共同通信



美濃容疑者の自宅から押収した自動小銃
17日までに、自動小銃を所持していたとして銃刀法違反の疑いで、高松市中間町、会社役員(39)、隣に住む父(60)と母(58)の3人を逮捕した。
容疑者の自宅から、自動小銃のほか、手りゅう弾とみられる3発と実弾201発を押収。入手経路や所持の目的を調べる。
いずれも、容疑者の自宅2階の屋根裏に隠されていた。容疑者は容疑を否認し、容疑者の母は「私が置いた」と供述している。
逮捕容疑は8日、自動小銃1丁を自宅で所持していた疑い。

 




▲ AKS-74U(クリンコフ)は、AKS-74の銃身を切り詰めたショートカービンで、バレルが極端に短いため、建物内部など、狭い場所での近距離戦闘に向き、特殊部隊などで用いられている。

参考)実物のAKS-74U。押収品の弾倉は、オリジナルと色が異なっている。
この銃は、ウサーマ・ビン・ラーディンの映像の背景によく出ていた記憶があります。




▲ 自動小銃と一緒に押収された3発の手りゅう弾(RGD-5破片手榴弾 旧ソ連製とみられる)




参考)実物のRGD-5破片手榴弾(認定特定非営利活動法人 日本地雷処理を支援する会 より引用)






2012/10/18



押収されたロケット弾発射装置と拳銃など

北九州市戸畑区の倉庫からロケットランチャーなど多数の武器が見つかった事件で、17日、 ランチャーや拳銃を報道陣に公開した。
このほか、ロシア製などの自動式拳銃4丁、回転式拳銃1丁、銃弾58発が見つかった。
発表などによると、ロケットランチャーはロシア製とみられ、直径約7センチ、長さ約80センチの濃い緑色。 発見時は、倉庫の2階でバッグの中に入った状態で見つかり、砲弾が装填(そうてん)されていた。
県内では武器の発見が相次いでおり、昨年6月、福岡市西区にあるマンションの部屋から拳銃やマシンガン、自動小銃など銃器13丁と実弾431発を押収。
07年には久留米市のマンションで回転式拳銃4丁と実弾33発が見つかっている。(読売新聞)





▲ 公開されたロケットランチャーの発射器(右)とロケット弾など弾頭が変形して見えるが、信管、爆薬等を除去するために解体したため。





参考)RPG-26は、ソビエト連邦が1980年代に開発した使い捨て式の携行型対戦車ロケット弾発射器




2011/7/8

参考記事
「手榴弾に注意」http://www.police.pref.fukuoka.jp/keiji/keiso/caution.html
「求む手榴弾情報」 http://www.police.pref.fukuoka.jp/boutai/yakujyu/bomb110.html




2011/5/10 共同通信



9日午後3時40分ごろ、福岡県飯塚市平恒の田んぼで、小学4年の男児(9)が手りゅう弾のようなものを発見、自宅に持ち帰った。約2時間後、帰宅した父親(44)が持ち込んだ。
発見した男児は取材に対し「下校途中、同級生と遊んでいて田んぼの端で見つけた。爆発しないだろうと思い、怖くなかった。大きさの割に重く感じた」と話した。
福岡県内では、暴力団の抗争事件が相次いでおり、手りゅう弾が武器に使われたケースもある。今回の発見現場近くには組事務所はなく、関連は薄いとみられる。
発見された手りゅう弾のようなものは長さ約10センチ、幅約5センチで、ラグビーボールのような形をしており、土がついた状態だった。


参考)

     
MK2破片手榴弾(第二次大戦で米軍が使用 通称「パイナップル」)
現在の米軍は、M26  通称「レモン」を使用


 

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