軍用小銃弾の研究



NATO 22口径小銃弾
( 5.56X45mm FN MINIMI 軽機関銃で使用。マガジンに詰めてM-16・M-4小銃で使用)


M955(.223)タングステンコア徹甲弾:通称「ブラックチップ」

ベルトリンクの弾帯。 黒く塗られているのは徹甲弾、オレンジ色はトレーサー(照準補正のため火炎を曳く)弾。弾頭部のカッパ―ジャケットを剥がすと、タングステンのペネトレイター(貫徹子)が見える。




M-855(開発コードSS109)とM-855A1(.223)準徹甲弾:通称「グリーンチップ」
徹甲弾の一種であるが、正規の徹甲弾とは別に区分される。

  
特徴
1
M-855/SS109はその弾頭先端部に、steel core penetrator(鉄芯)が組み込まれています。 
その鉄心は600m離れた先の軍用鉄ヘルメットを貫通することを可能にした。 このsteel core penetrator は、C-1045炭素鋼で作られており、中心の硬さはロックウェル硬さC(RHC)40-45で、AR500鋼(AP弾芯)の、RHC50に比べてやや柔らかい。 この貫通力の有効射程距離は、550mです。
2
軟性標的(人体)に対する破壊力を高めるため下記の写真のとおり先端部にブランクコアと呼ばれる、中空部分が作られている。このブランクコアは、人体等の柔らかい標的に当たった時にジャケット部がフィン状に散開し高速回転を続けながら血管や神経等を切り裂き、より甚大なダメージを与える効果があります。
3
弾頭は、カッパ―ジャケット、ブランクコア、スチールペネトレイター、鉛芯の4部品で構成されており、人体等に当たったときに、ヨーイングによりスチールペネトレイターと鉛芯は、その境目で分裂し破片となってエネルギーを消耗し、体内に留まって盲管銃創となるような仕組みになっている。





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