
自動小銃は現在「アサルトライフル(突撃銃)」と呼ばれ、軍隊の基本的な武器として位置付けられている。ベトナム戦争以降に概念が確立したアサルトライフルの特徴は、一つには20〜30発の箱型マガジンを使用し、簡単に弾倉を取り替えることで連続した射撃ができることと、小口径弾を使用して大量の弾薬を携行できることと、精密なセミオート射撃と弾幕を張るフルオート射撃の両方ができること等が要求されている。 また現代の軍用アサルトライフルは、敵を殺すことよりも負傷させて、その救助介護のために戦力を低下させることを重視している。 朝鮮戦争勃発( 1950〜1953 )に伴い、1951年頃より旧ソビエトで開発された30連マガジンを有し、セミ・フルオートで発射できる新型自動小銃 AK47 カラシニコフが登場し、アサルトライフルを持たなかった米連合軍は慌てる事態となった。。
●AK-47 カラシニコフ
(1947にミカエル カラシニコフが量産モデルを開発、アプトマットカラシニコフAK47と命名、7,62mm×39 小型弾を使用、30連発のセミ・フルオート射撃ができる、当時としては画期的な最新銃だった)

AK-47 II型
●第二次世界大戦〜朝鮮戦争時の米軍の主力ライフル
第二次世界大戦までの軍隊は、大型で威力の有る弾丸が重視され、一発で敵を倒す一撃必殺を求める傾向が強かった。 第二次世界大戦において米連合軍は、アサルトライフルを持っておらず、スプリングフィールドアーモリー製M1ガーランド半自動小銃を主力小銃として、またこれと同じ30−06弾を使用する、軽機関銃 BAR (Browning Automatic Rifle) を分隊支援火器として使用していた。 さらに将校や後方要員向けにM1カービン半自動小銃とM1トンプソン短機関銃を配備していたので、威力・口径の異なる銃が混在していた。

M1ライフル GARAND

ブローニング自動小銃 BAR

M1カービン半自動小銃

M1トンプソン短機関銃
米軍はこの事態に際し、先ずM1ライフルのフルオート化で対抗しようとしたが、M1ライフルの弾薬 M2( 30‐06 7.62X63mm)弾は、フルオート射撃時の反動が強すぎてコントロールが困難で小銃としては実用にならなかった。
まだアサルトライフルという新しい小銃の概念が確立していなかった米軍では、更に装薬(発射火薬)を少なくした弾薬(7,62mm×51 現在の7,62mmNATO弾、 商品名 308WIN〔Wincester〕)を使用するM14ライフルを開発した。しかしこの新7,62mmNATO弾も火薬が多く反動が強すぎてフルオート射撃ができず実用にならなかった。なおセミオートでは優れた命中精度が得られたため、その後スコープを付けて狙撃銃として活用された。現代でも狙撃銃には 7,62mm×51 NATO弾を使用するのが一般的に多い。
M14 ライフル
※このM14と自衛隊の64式小銃は、どこか似たイメージがある |
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●ベトナム戦時代の米軍の小銃
米軍は試行錯誤と紆余曲折を経て、ベトナム戦の1967年頃から、主力小銃を、7,62mm NATO弾から小口径高速弾(5,56mm×45 20〜30連発)を使用するM16に切り替えた。このあたりからアサルトライフルという概念が確立したようだ。ベトナム戦争では、米軍のM16と北ベトナム 共産軍のAK47が双方の主力アサルトライフルとして戦火を交えた。

M16
その後旧ソ連は1980年から、AK47の30口径アサルトライフルを廃止し、米軍同様の小口径高速弾を発射する*4 AK74を制式とした。AK74の弾薬は 5.45mm×39.5で M16の5.56mm×45に近い、また初速も900M/SECでM16の1000M/SECに極めて近い性能である。これにより、東西を問わず軍用アサルトライフルは、22口径クラスの小口径高速弾が主流となった。

AK-74
アサルトライフルの実射インプレッション

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●M16
M16は、米国アーマライト社のEugene Stoner氏がAR−15として開発した。当初は1963年に空軍に採用されたが、その後性能のすばらしさが評価され、1966年制式され全軍に配備されるとともに、ベトナムに投入された。当初は整備不良のトラブルが多発した。その後教育の徹底や慣れからトラブルは減少しその性能を遺憾なく発揮し始めた。5.56mmという弾丸は当時使われておらず、小口径高速弾を発射するアサルトライフルは初めての経験であった。特にベトナムのジャングルは遮蔽物が多く、十分に照準することができず、近距離の乱射で弾幕を張ることが多く、携行弾数の多い小口径弾とプラスチックパーツを多用した軽量ボディ、そしてフルオート射撃は前線の兵士に歓迎された。その後、M16からM16A1、M16A2とバージョンアップとともに改良が加えられ現在に至っている。なおアメリカ海兵隊のM16A2は3点バースト(3発づつのオート)式になっている。
主な性能として、重量 3.58kg、全長 1,006mm 、ライフリング右6条、装弾数 20・30 初速 M16A1 1,000m/sec M16A2 991m/sec

上からM16A1, M16A2, M4, M16A4
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▼実射インプレッション
現在、当社がテストに使っているのはM16A2のセミオートスポーツモデルです。重量が軽く操作も簡単なうえ、発射の反動が極めて小さく女性でも十分使いこなせるライフルです。至近距離での貫通力はすばらしく強烈で、AK47の5割増程度の威力があります。またマズルジャンプが少ないため、すばやく照準の修正ができ実践に有利である。まれに試射用のセミオートライフルが2点射してしまうことがありますが、M16A2は予期せぬ不意の2点射で、2発目が15mの距離でわずか5センチしかずれていなかったことから、連射時の集弾性に非常に優れた性能を有している。ただし小口径高速弾の欠点として、弾頭が軽いため小枝やガラスを貫通した場合、容易に弾道が変化しやすいことが挙げられる。空港警察など航空機の窓越しに狙撃する場合不都合である。そのため弾丸重量の重い7.62mm弾を使用する狙撃ライフルが用意されている。 |
●AK47
AK47は旧ソ連と、中国、北朝鮮、旧ワルシャワ軍、の共産軍の制式小銃として大量に生産されベトナム戦争では北ベトナム軍の主力武器として多くのアメリカ兵の命を奪った因縁のライフルである。冷戦の終結に伴い、武器が余剰となったうえ、ロシアが米軍に対抗して小銃の規格を小口径高速弾を使用するAK74に変更したため、旧式のAK47が大量にだぶつき、中古品を中心に安く出回っている。
中央アジアやアフリカ、中南米方面で、正規軍や警察、ゲリラから強盗、誘拐犯に至るまで幅広く使われており、この地域のUNやNGO、企業駐在員、旅行者等はこのライフルとご対面する危険性が高い。米国では銃の乱射事件が度々起きておりますが、米国の事件で使用されたライフルは、旧ソ連製AK47(カラシニコフ)の中古品をフルオート機能を無くしセミオートに改造したスポーツモデルが多い。この銃は安価(2〜300ドル?程度)で且つ大量に米国内に出回っているため多くの犯罪に使われるようになりました。このAK47はスポーツ射撃用として販売するためにフルオートでは射撃できないように改造してありますが銃そのものの性能や威力は全く変わりません、また特に重要な問題としてNORINCO(中国北方工業公司)製のスチールジャケット弾(通称 チャイナボール)が使われる場合が多く、この貫通力の高い弾丸は通常のパトロール警官が使用する防弾ベストを撃ち抜くため、警察官にとっては大変な脅威となった。

※磁石に吸い付くAK-47の弾頭 |

AK47
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▼実射インプレッション
当社の実射試験では、上記の改造済みセミオートマチックのAKMを使用します。銃自体は小型で取り回しがよく、ジャングルや市街地等の近接戦闘に最適です。また銃自体が頑丈で故障も少なく完成度の高い銃であることは証明済みです。AK47の弾薬は、7.62mm×39で、NATO標準の30口径7.62mm×51に比較して弱装弾となっています。威力(貫通力)はやや低く、M1カービンと同程度です。トカレフのスチールジャケット弾の約2倍強程度の貫通力があります。30口径の比較的大きい弾丸を撃つためか、また曲床銃の宿命か、それとも銃が小ぶりのせいかマズルジャンプが大きく、フルオートでは命中を得にくい。連射は腰だめで撃つ至近距離のみ有効だろう。なおAK47の銃撃から身を守るには、NIJ―III以上の防弾装甲が必要。 |
AK47は、1947に旧ソ連のミカエル カラシニコフが設計したが、原点はナチスドイツが開発した世界初のアサルトライフル、へーネルStG44突撃銃(Sturmgewehr44=StG44)Maschinenkarabiner”(機関カービン銃)が、その元祖といわれている。もっともヒットラーは大量の弾薬を一気に費消する自動小銃を毛嫌いして、当時は制式を拒否した。 |
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ヘーネル StG44 |
●H&K G36 アサルトライフル ドイツ
サブマシンガンの傑作といわれるMP-5は世界中の警察に採用され大ヒットしたが、普及が一段落すると9ミリ弾の威力不足が指摘されはじめた。なかでもAK-47などのアサルトライフルを使った銃撃事件では、MP-5の威力不足は深刻で、SWATなどでは、M16やM-4といった22口径のアサルトライフルも装備に加えている。そのためかHK社は、数年前から米国の警察マーケットに熱心にG36の売り込みを掛けているらしい。
設計・製造 HK ヘッケラーコッホ社 年代1996年〜 口径 5.56mm 使用弾薬 5.56mm x45 NATO弾 銃口初速920m/秒 作動方式 ガス圧利用ロータリング・ボルト 装弾数 30発(箱型弾倉)全長 999mm(ストック展開時) 銃身長 480mm 発射速度 750発/分 重量 2820g(G36C)
H&K G36
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▼実射インプレッション
米国の警察装備展示会では、最終日に別会場(警察学校の射撃訓練場等)で、「 Range day 」が開催されるのが一般的である。各銃器メーカーが、射撃レンジで自社製品のデモを行うのであるが、同時に、参加者全員にバーベキューやハンバーガーのランチをご馳走してくれた上に、銃と弾丸を無料提供して自由に撃たせてくれるので、大変にぎやかで一種のお祭りみたいになる。第二次イラク戦が泥沼化する以前の2003年頃迄では、筆者も展示会参加の度にさまざまな銃を撃たせていただいた。(その後はテロ対策等の事情で、外国人は射場では見学しか許可されなくなったため撃てない。)
やや古い話になってしまうが当時撃ったG-36のインプレッションは、まず当時としては珍しくドットサイトが標準装備されていたことと、このドットサイトとグリップやストックの取り付け位置のバランスがとても良くて、ぴたりと体にフィットしたのが印象的だった。 さらに銃を頬付けしたまま両目を開け、上下左右に振り回すと、右目に映る赤いドットが途切れることなくぴたりとついてきた。 筆者は射撃のほうは専門ではないが、直感的にバランスの良い優れた銃だと感じた。 またメーカーのデモンストレーションでは、数マガジンを撃ちまくって焼けた銃を、丸ごとドラム缶の水に漬けてジュワッと盛大に湯気を上げた後、何事も無かったように射撃を再開し、いかにタフな銃であるかをアッピールしていたのも印象的だった。 確かM-4も同様のデモをしていた記憶がある。
G-36を撃ってみると、22口径高速弾の反動は柔らかく、直床銃でやや前が重いせいか銃口の跳ねも少ない。そのため集弾性能がすこぶる良好だった。 両目を開けて広い視野の中から、ドットサイトを使ってピンポイントでターゲットを拾い、精密に急所を狙い撃つような高度な射撃に適している。軍用アサルトライフルというよりも、厳しい条件や制約の多い警察・SWAT部隊に最適ではないだろうかと感じた。
武装集団によるテロ攻撃や無差別発砲、武装強盗、人質誘拐・立て篭もり事件等で、アサルトライフルを使用した犯罪者に対抗するには、拳銃弾を使用するMP-5等のサブマシンガンでは非力過ぎる。AK47やM16等のアサルトライフルは、固定照準器で有効射程150M程度、腕がよければ当たるのが3〜400M、光学照準器等を使用すればさらに有効射程距離は延びる。 MP-5等の拳銃弾を使用するサブマシンガンは、有効射程がせいぜい100M程度なので、アサルトライフルに対抗するには明らかに能力不足である。 アサルトライフルに対抗するには、アサルトライフルかそれ以上の武器が必要なこというまでもない。 |
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わが日本軍は第二次世界大戦では有坂式ボルトアクション38歩兵銃を使い続け、戦後の自衛隊は米軍からM1ガーラントの供与を受けた。1964年 戦後初めて豊和工業株式会社によって開発された国産小銃が64式7,62mm小銃として制式となった。ただ残念なことに、64式小銃はフルオート射撃の命中率を確保するため、外見上は7,62mm×51(308WIN同様)のカートリッジながら中身は装薬(発射火薬)を減らした弱装弾を使用することで欠点をカバーしていた。
当社には残念ながら64式の試射データが無いので、正確な数値は不明だが、通常308WINは初速が850m/秒程度なのでジャムを起こさない程度の弱装弾とすると、装薬を15%程度減らして、推定初速は650〜700m/秒程度 威力、貫通力は、AK47と同程度ではないかと推定される。
小銃は国防の原点ともいうべき基本的な武器であるはずだが、この64式小銃は、日米安保条約を結んでいる米軍の7,62 mm NATO弾が使えないことと、既に米軍は1967年からアサルトライフルを小口径高速弾の5.56mm×45を使用するM16に切り替えたにもかかわらず、1990年の89式5.56mm小銃の配備が始まるまで同盟軍と弾薬の互換性のない状況が26年もの長い間続いた。 また予算の関係からか、今でも多くの64式小銃が現役として使われており問題は解決していない。
なお、「64式・62式共にガスポート(規制子)の調整により、常装弾の発射も可能である」という説もある。 Wikipedea

64式小銃
現在配備が進んでいる89式は米軍のM16の弾薬が共用できる他、分隊支援火器として同じく5.56mm×45NATOが使えるベルギー製軽機関銃 FN MINIMIが制式されたことは大きな進歩でやっと世界水準に近づいた。

89式小銃
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ミニミ軽機関銃

狩猟用と狙撃用ライフルはほぼ同じ物です。狩猟では、ターゲットを手負いにしてはいけないルールがあり、一撃で必ず倒さなければならないところが狩猟と狙撃の共通点であり、アサルトライフルと根本的に違うところです。
アメリカ軍の一般的な狙撃用ライフルである M40A1 SNIPERは、REMINGTON 700という狩猟スボーツ用のライフルがベースで、使用弾薬は、7.62NATO(7.62mm×51)クラスで、狙撃にはダムダム条約に基づきFMJを、狩猟にはより大きなダメージを求めて、鉛合金や弾頭にナイロンコアの入ったホローポイント等を使う。
一般的にはこのクラスで光学照準機を使って、概ね700ヤードくらいまでは有効な射撃が可能。

Remington M24 Sniper Weapons System(M700) |

軍用の7.62NATO(7.62mm×51)弾やM2 Ball ( 30-36 7.62mm X 63 )を遥かに上回るパワーのライフルが、WINCHESTER Magunam、REMINGTON Magunam、WEATHERBY Magunam 等のマグナムライフルである。
象やサイなどのビッグゲーム用猟銃として販売されており、中でもWETHERBY Magunamライフルは、OEMとして豊和工業株式会社が生産していた(現在円高により終了)関係で猟銃として国内でも普及している。 弾丸の威力は強力で、WETHERBY Magunam は、150grの弾頭で初速が、1,000m/sec 程度と30口径という大口径にもかかわらず初速が高く、高エネルギーであるため、防弾を企画するうえでは国内最強の銃である。なお元来猟銃のため、弾丸はFMJではなくソリッド(鉛)であり、エネルギーは強いが特別スバ抜けた貫通力を有しているわけではない。
WEATHERBY ULTRALIGHT
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ライフルが日本の犯罪史上に登場したケースは極めて少ない。古くは、戦後間もない頃のカービン銃強盗事件、そして金喜老事件、日本赤軍浅間山荘事件等が挙げられますが、外国に比べて事件そのものが少なくライフル等の長物に関しては日本政府のガンコントロールが十分に効果を上げているといえる。

50口径狙撃ライフル BARETT (12.7mm重機関銃M2)
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この大型狙撃ライフル(BARETT)は、50口径 12.7mm弾 別名キャリバー50 を使用する。この弾薬は、昔々太平洋戦争末期、敗戦直前に我が物顔で日本の街を銃撃していった米軍の艦載機グラマンヘルキャットに搭載されていた機銃の弾丸。グラマンはこの50口径機関銃を、主翼部に6丁も装備していた。
現代ではアサルトライフルは、22口径弾(5.56mm)を、狙撃ライフルや汎用軽機関銃には30口径弾(7.62mm )が使用されている。現在西側の軍隊で使用されるライフル銃の中で、最も口径が大きく威力があるのが、この50口径パレット対物狙撃銃といわれる。
もともとは、フォークランド紛争で、イギリス軍のアイデアでM2 BHMG 重機関銃に照準機を付けて狙撃ライフルの代用として使ったところ、大変良好な成果が挙げられたため、50口径弾を使用する専用の大型狙撃銃バレットM82A1が開発された。 |
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米軍では第一回目の、パパブッシュの湾岸戦争に前線に投入されたという。 なお対人狙撃に使用すると撃たれた遺体の損傷があまりにも酷いので、建前として対物狙撃ライフルと呼ばれている。 対物狙撃ライフルは、発射前の燃料注入中のミサイルや、地上の戦闘機の撃破、軽装甲車両やヘリコプターの撃破に大変効果的とされる。
有効射程距離は、1,500〜2,000m程度と云われるが、2,500mの対人狙撃に成功した例もあるらしい。
● 50口径弾
右画像の上は、ブローニング重機関銃/パレット対物狙撃ライフルで使用する50口径弾 12.7x99mm (ダミーカート)
下は、米軍アサルトライフル M-16で使用するM193 5.56X45mm (ダミーカート) 5倍ぐらい大きさが違う。 |

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▼実射インプレッション
このクラスの大型ライフルの性能を十分発揮させるような1,000〜2,000m級の射撃場は、アメリカ広しといえども軍の施設以外には、めったに無いようだ。 なかでも米国の自治体警察にはそのような大規模な施設を維持する予算がないので、アメリカネバダ州の Front Sight Firearms Traning Institute(FSFTI) (フロントサイト射撃スクール) の射場を借りにやってくると聞いた。
筆者がこの銃を実際に撃ったのは予備的な貫通試験を行うためで、射撃の距離は約50m程度と本来のこのライフルの性能を引き出すには不十分な状況であった。
バレットM82A1は、全長が約1,500mm、重量約13kg(アサルトライフルの約3倍強)と大きく、重いため肩射ち等はほとんど出来ない。そのため地面からバイポット(2脚)を使ってプローン(伏せ撃ち)で射撃を行う。
マガジンには10発入るのだが、我々は防弾素材を撃つ試験射撃では、事故防止のため通常3発づつしか装てんしないので、大型マガジンに大型弾薬を最後まで押し込む感触を確めるのを今回は失念してしまった。
また、バレットライフルのマガジンは特殊な構造で、普通のアサルトライフルのように、銃の下から叩き込めばOKというわけにいかない。 マガジンを差し込んでボルトを根っこまで引いて押し込まないとマガジンは所定の場所にセットできない。したがって、バレットライフルにマガジンがセットされているということは、薬室に弾薬装てん済みのHOTな状態ということになる。パレットライフルには、光学照準器が付いているのでこれで照準するが、リコイルで眼やその周りを怪我しないよう、眼球と照準器の接眼部との距離を十分にとり、恐るおそる引き金を引いた。相当なリコイルと衝撃を予想して身構えていたところ、銃身がリコイル(発射した弾丸の反作用で銃身が後方へ押し戻される一種のスライド機構と衝撃吸収機構により銃本体には大きな衝撃が及ばない)することと、マズルブレーキ(銃口制退器、弾丸が銃口から飛び出す直前の発射ガスを後方に噴射させ、銃身の後退を妨げる装置)のおかげで拍子抜けするほど衝撃は弱かった。その代わり、地表から40cm位しか離れていない銃口のマズルブレーキから噴出する発射ガスと、それにより巻き上げられた盛大な砂塵で眼を開けていられない。
また、マズルブレーキから噴射するガスが射手の顔面を直撃するが、このガスには弾丸の表面がライフリングで削られてできる微小の金属片が混じり、射手の頬に刺さるような痛みを感じた。パレットの射撃には射手の眼球を保護するために、サングラスではなく密閉式のゴーグルを使用されることをお勧めする。
このような発射直後の状態では、せっかくの半連続射撃のセミオート機能があまり生かせないと感じられた。 銃の設置場所を芝や舗装地にするか、もしくは専用のマットを銃口付近に敷いておけばそれほど問題でないかもしれないが。余談だが、軍や警察のバレットライフルは、通常「12.7mmX
99 NATO 鉄芯弾」を使用するが、クリントン大統領時代に制定された銃規制法で、一般人は鉄芯弾の使用が禁止されたため今回は、わざわざ鉛芯のFMJ弾を別途手配して使用することになった。 したがって貫通試験の結果も、単なる参考データ程度となってしまった。・・・・・・ 残念。 |

第二次世界大戦初期に、歩兵が使用する戦車撃破用の大口径ライフル、シモノフPTRS1941
とデクチャレフPTRD1941がロシアで作られ、ドイツ陸軍機甲部隊(戦車)の怒涛の進撃を撃破するために使われた。現在は使われていない。
弾丸は、14.5 X 114mm API-B32焼夷(太平洋戦争末期に米軍がB-29爆撃機で日本の都市を焼き尽くしたナパーム焼夷弾とは異なる)・徹甲弾を発射する。
14.5 X 114mm API / B32(焼夷・徹甲弾) 「Steel core bullet with incendiary in tip」は、弾頭内部に Inert Powder火薬(incendiary/焼夷)、弾芯にSteel
Core(徹甲芯)が使われている。
鉄芯が強い貫通力を発揮することと、弾頭の火薬が小爆発を起こすことによりエンジンや燃料タンクを撃ち抜き、同時に発火させることで破壊の効果を高めている。
自動車や船舶、航空機、燃料貯蔵施設、弾薬庫、発射準備中のミサイル等の攻撃に威力を発揮する。・・・・ 弾丸の構造は下記参照。
第二次世界大戦初期のドイツ戦車は、現代の軽戦車級であったのでこのような人力発射火器で撃退できたが、後から改良と技術革新が進み、戦争後期にはタイガー戦車などの重装甲大型戦車へと発展していった。
14.5
X 114 mmを使用する対戦車ライフルは、戦車の大型化、重装甲化とともに役目を終え、その後はZPU機関銃のみがNATO軍の重機関銃、CAL50(
12.7 X99mm BMG ) の対抗機種として生き残っている。
現在旧共産圏で使用されている14.5 X 114 mm弾は、機関銃弾としては最大口径である。しかし米軍のBARETTのような、対物狙撃ライフルは、旧共産圏でも、14.5口径ではなくCAL50が主流のようだ
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対空機関銃ZPU-4 |
2009年に、アゼルバイジャンで14.5x114mm弾を使用する新しいアンチマテリアルライフルが開発された。重量20kgで射程は3,000mと言われている。(写真未入手)
これまで東欧やロシアのアンチマテリアルライフルは、西側の50BMG(12.7x99mm)に近い12.7x108mmが多かったが、それより高い威力を求めたのだろう。
<防護レベル>
NATOの装備基準STANAG4569のLevel
4 (14.5 X 114mm API / B32) への対策を施している例として、STRIKER 兵員輸送車があげられる。
弊社取扱いのモジュラー装甲パネルはこちら
14.5
X 114mm API / B32(焼夷・徹甲弾)の構造
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「中東のジャスミン革命」の報道映像で頻繁に見受けられたトラック搭載の単装ZPU機関銃
※報道映像で、ZPU機関銃を民生用トラックに搭載し、市民風の人 が発砲・乱射している映像を目にした方も多いと思うが、ジャスミン革命は軍が起こした武力クーデターではない。
では一体、誰が、何処から、何故、どうやって、あの機関銃を市民に渡したのか、強い疑問を感じた。 |
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撃沈した北朝鮮スパイ船に装備していた2連装のZPU-2
Movie data

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