マカロフとトカレフの比較
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マカロフ |
トカレフ |
有効射程 |
50m程度 |
50m程度 |
弾 薬 |
マカロフ弾(9mm×18) |
.30モーゼルミリタリー弾(7.62mm×25)
(通称トカレフ弾) |
装弾数 |
8 発 |
8 発 |
全 長 |
161mm (-34mm) |
195mm |
初 速 |
315m/s (-105m/s) |
420m/s |
重 量 |
730g (-124g) |
854g |
作動方式 |
ストレートブローバック |
ストレートブローバック |
口 径 |
9mm (+1.38mm) |
7.62mm |
機 構 |
ダブルアクション |
シングルアクション |
トカレフには安全装置がないといわれているが、実際は薬室に装てん後、ハンマーに指を掛けゆっくりトリガーを引き、撃発しないよう用心しながらハンマーを落とした後、さらにそのハンマーを半分ほど引き起こすと、トリガーとハンマーがロックされ暴発を防ぐ機構となっている。 再発射する場合は右手の親指でハンマーをコックするまで引き起こしてやると、引き金を引いて発射し、以後自動装てんされる。 この一連の動作が確実に手順どうり行わないと誤射、未発事故を起こす |
さらに口径も、トカレフの30口径(7.62mm)から、9mmへサイズアップしたので、威力(マンストッピングパワー)は当然向上している。 使用する弾薬も7.62mmx25
のトカレフ弾から、9mmx18マカロフ弾 に変更された。 現在主流の 9×19mm[パラベラム]弾と9×17mm[380ACP]弾と同程度のパワーか。
この弾薬変更によって、トカレフの無駄に早い初速が抑えられた。 その結果非常に強かった貫通力が、平凡な9ミリ拳銃程度へと低下した。 ということは、撃たれると人体を貫通せず盲管銃創(弾丸が体内で暴れてエネルギーを消耗した後、体内に残る)になる確率が確実に上昇した。 トカレフ弾は人体を貫通することが多く、傷がきれいで当たり所が良いとなかなか致命傷にならないのが欠点といわれていた。
以上のとおり、あらゆる点でマカロフは改良されているため、トカレフを下取りに出してマカロフに代えるといった動きが暴力団などで起きるのは必然だろう。 また暴力団などから余剰になったトカレフ拳銃が、マニアや一般人に流出し、銃撃事件に使用され可能性も否定できない。
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