ARTEX-(P) (アーテックス-P)
(Polyethylene繊維系 防弾パネル ) (D)DYNEEMA (S)SPECTRA
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左)NIJ-VA 防弾パネル 性能証明実射試験 .44Magnam SWC GC (44マグナム拳銃弾) を5mで試射
右)NIJ-V+ 防弾パネル 性能証明実射試験 7.62X39mm AK-47 (スチールジャケット弾)を15mで試射
ARTEX (DYNEEMA/SPECTRA)
DYNEEMA ダイニーマ Dyneema(R)は、オランダDSM社 SPECTRA スペクトラSpectra(R)fiberは、米国アライド、シグナル社(現在はハネウェル社に合併)の製品。いずれも高強度ポリエチレン繊維で物質的には同一物。
防弾用途としては、繊維のまま重ねて使用するソフトパネル(主に防弾ベスト等向け)と、圧着したハードパネルがあり、更に加工圧力の違い等により、低圧パネルと高圧パネルに分けられる。
低圧パネルは、主に低レベルの製品に使用される。 低圧パネルの製造は、生地を所定の枚数重ね、普通のプレス機やオートクレーブにより加熱・圧着することで容易にパネルや成型品を作ることができる。ただし、圧着の圧力が低いため、繊維同士の結合が不十分で強度が低い。 実際に被弾すると、弾丸の衝撃で被弾部周辺が軟弱化(繊維がほぐれる)する現象が起き、更にそのダメージの近くに次弾を受けると容易に貫通が起こる。
高圧パネルは特殊な超高圧プレスで圧着するため、硬度の高いプラスチックの板状となる。 全体が硬いため、着弾の衝撃によるパネルのダレ(軟弱化)の発生がきわめて少ない。この高圧パネルの優れた性質は、マルチヒット(連続被弾)や至近弾を受けたときに初めて発揮される。しかし、NIJ・EN等の試験規定には、防弾素材への着弾は4インチ間隔とされており、マルチヒットや至近弾に関する試験項目は無い。したがってNIJ等の一般的な耐弾証明書から、低圧・高圧の性能の違いを読み取ることは不可能である。
しかし、現実問題として戦場や犯罪現場では、着弾間隔4インチ以下のマルチヒットがしばしば起きるため、欧米の軍隊や警察では、当然ながら高圧パネルが主流となっている。 なお、日本では当社が知る限りでは、一部を除いて低圧・高圧を区別して調達されることはほとんど無いようです。 高圧パネルの用途としては、軍用装甲車やヘリコプター、高速ボート、SAPI(Small Ammunition Protect Insert 防弾ベストの中に入れるライフルプレート)、ライフル用防弾盾等の高度な防弾用途に使用されています。
販売
生地を幅約1.5M×全長約120Mのロール、またはメートル単位の切り売り。また、規定の防弾レベルに圧着した低圧または高圧のハードパネル(ただし、指示図面に基づきカットや切り抜きした物に限定、原板の販売は行っておりません)、の4種類をご用意しております。
※NIJ-III・EN-B6 (アサルトライフルレベル)の圧着済み防弾パネルは輸出規制品です。End User Certificate及びExport Licenseが必要となります。
Polyethylene繊維系 防弾パネルの特徴
(長所)
● 高性能・超軽量の防弾素材。ケプラーより強度が高く、単素材でライフル級防弾が可能。
● 水分を吸収しないので防水加工に神経を使う必要がない。
● 水に浮くほど比重が軽い。
● 航空機や高速ボートの防弾パネル、ヘルメット、防弾ベストインサート等、軽量化が重視される分野に適している。また魚網や海用ロープ、釣り糸等にも広く使用されている。
(欠点)
● 熱に弱く、135℃で解けるため、エンジン周辺等の高温部分の防御には不適である。
● ケプラーのように自由にミシンを掛けられないため用途が限られる。
● ハンドレイアップ加工ができない。
● 正規のNIJ-III・EN-B6(ライフルレベル)の防弾パネルの製作には、高圧加工用の数千トン/級超大型加熱式プレス機が必要。・・・・・国内に数台しかありません。
● オートクレーブでは、NIJ-IIIA・EN-B4(ハンドガンレベル)の製造が限界。
● ケプラーに比較して高価です。
重要なお知らせ
※1. ARTEX (Polyethylene 繊維系 防弾パネル )には、次の4種類があります
1. |
NIJ-V ラドラグノフ(7.62x54mmR)、NATO (7.62 X 51mm FMJ ) 狙撃ライフル に対応 |
2. |
NIJ-V+ AK-47 MSJ弾( 軟鉄被甲弾)に対抗。 上記1.より更に厚くなっている |
3. |
NIJ-V++ 狩猟ライフル用30−06弾 ( 7.62 X 63 mm )に対抗。 2.より厚い |
4. |
NIJ-V+++ 狩猟用ウルトラハイパワー(ウェザビーライフル)弾に対抗。 3.より厚い |
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※2. ARTEX 繊維系防弾パネルは、ライフル通常弾(FMJ)の防弾が実用上の限界です。
NATO軍のライフルや軽機関銃で発射される、 M61(7.62X51mm NATO AP) 、旧共産圏軍で使用される、カラシニコフ AK-47AP (7.62X39BZ)、Dragnov AP(7.62x54mm R BZ)等の徹甲弾及び徹甲焼夷弾
を停弾することは単体では不可能です。 これらの徹甲弾を停弾させるには、セラミックや特殊鋼等を使ったコンポジット素材が必要となります。(CERAMAT CERAMAX 参照)
※3.米軍の主力小銃M-16シリーズやMINIMI軽機等で発射される、M855 ( 5.56X45mm スチールチップ弾)、ロシア軍の新型カラシニコフAK-74で発射される 5N7 ( 5.45x39mm FMJ マイルドスチールコア弾 )等のハイブリッド型高機能弾薬も停弾させることは困難です。
これらの新型弾薬は、徹甲弾に必要な鋼鉄の貫徹子の代わりに、鉄の小片や軟鉄芯が使われている関係で、FMJ(通常弾)に分類されております。 しかし実際には、FMJ弾を遥かに上回る貫通力を持っていますので、普通弾(FMJ)と徹甲弾(AP)の中間に位置づけられます。 ハイブリッド弾の構造は、弾頭にブランクコア(人体等のソフトターゲットにヒットすると先端部がつぶれ羽根状に開き、高速で体内の血管や神経を切るとともに、貫通せず盲管銃創となる)と、鉛と鉄の複合芯や軟鉄芯(ペネトレーター)が組み込まれており、ヘルメットや防弾ベスト、繊維系防弾パネルを貫通します。
しかし、防弾鋼板や防弾ガラスに対しては、通常のFMJ弾と同程度の平凡な貫通力しかなく、まさにDINEEMA やSPECTRA 等の超軽量防弾素材を撃ち破る天敵といっても過言ではありません。
これらのハイブリッド型高機能弾薬を停弾させるには、徹甲弾と同様にセラミックや特殊鋼等を使ったコンポジット素材が必要となります。
※4. ARTEX シリーズのうち、NIJ-III・EN-B6 (ライフル防弾レベル)は日本から外国に出荷しようとする場合、日本の輸出規制に抵触する場合があります
製品詳細は、お問い合わせください。03-3504-8531 |
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