世界的に高まっているオフロード走行が可能な完全防護装備車輌のご要望にお応えするため、厳しい状態の地表面での高性能性と高度な安全レベルを合体させた特別設計車輌を製造しました。それが防弾装甲4WD車「ピースキーパー」です。
乗員の安全が第一です
あらゆる地表面での安全走行と不測の事態への対処が要求される場所にいる方には、最高レベルの安全を提供することこそ、最優先課題と言えます。そのためには、どんな地表面でもある場所から別の場所へスタッフが安全に移動できるばかりでなく、世界各地の緊張状にある地域で起こるかもしれない襲撃から乗員を保護できる車輌がまず必要になってきます。定評のある日産パトロール・ステーション・ワゴン
STD ( 日産サファリの 輸出モデル )
をベースに、確かな防護装備を施した車は、 足廻りやボディを強化改造した信頼性の高い四輪駆動型装甲車です。 防弾・耐爆性能のほかに、専用テストコースにて踏破性や乗りごこち、車体強度等がテストされています。外観的に目立たないよう防護装備を施したこの車は、不用意に人の注意を引くことなく、さり気ない行動が可能です。
妥協しませんが柔軟に対応できます
ピースキーパーの卓越した特長の1つに、Integrated Passenger
Safety Cell(一体型乗客安全房)があります。乗客の収容部とトランクは完全に防護され、文字通り乗員のための安全房となります。その構造の秘密は各部分がピッタリ納まるというモジュール・システムに基づいています。この標準化された製造方式は、工場での日数短縮と簡便化により、生産コストを最小限に留め、優れた品質を確保します。
またその強化ボディーと部品は耐久性のある構造を生み出し、ダウンタイムを最小限に留めて長期間の経済的な運用を可能にします。 ピースキーパーは最新技術を応用した防護装備車輌で、その価格もまた魅力的です。さらに、同様の防護機能を別製造の車輌に施したいとお考えならば、他のオフロード車に設置することもできます。
単なる部品の寄せ集めとは訳が違います
ピースキーパーの部品は、一つ一つ慎重に選び抜かれ、長期間のテストを経て供給されますが、優れている理由はこれだけに留まりません。一つ一つが高品質の部品でも、一体化したときに効率よく機能しなければ意味がないのです。そこが当社の一歩先んじている点です。ピースキーパーは組立が完成してからも、Class
B6防護テストをはじめ、弱点分析、防弾・走行テストなど、一連の過酷なテストを受け、それらをすべて見事にクリアしています。
間隙を埋めました
特殊硬化スチールを大規模に重ね合わせることにより、銃弾が飛び込む間隙のない防護スペースができます。ドアはパネルの裏に特殊設計鋼板を取り付け、またポリカーボネート加工を施して、複数枚重ね合わせた安全ガラスでできています。その特殊ガラスは発射体のエネルギーを吸収し、砕けて飛び散ることはありません。またアラミッド繊維が編み込まれたスチール・マットを床、枠、それに屋根に組み込んで、手榴弾の衝撃などに対する防御を固めています。そして当社のドア・ギャップ・オーバーラップ・システムにより、爆発物や弾丸の破片をくい止める手段をさらに徹底しています。これは車内にL字型の特殊スチールを取り付けて、ドアを閉めた後でも破片が入り込むような侵入口を密閉するものです。また、このオーバーラップ・システムにより、外部で爆発が起きてもドアが内側に押し込まれるようなことはありません。
防弾ドア・ガラス
飾り気のない堅牢な車輌
日産パトロールは、 ピースキーパー製品群のベース車輌として、迷わず採用されました。同車は長い間人々に親しまれてきたテスト済みの車輌です。故障発生率の高い最新の電子システムを搭載した最近の新開発車とは違い、抱えていた数少ない問題点は長い間に解決し尽くされています。頑丈かつ操作が簡単なこの車両は、地球上に存在する大半の地表面に対して、信頼性が保証された車輌です。さらにその丈夫なエンジンは、世界中どこでも入手できるディーゼルを燃料にしています。手頃な車輌価格と共に、日産の国際的なサービス・ネットワークも採用を決めた理由でした。日産パトロールは世界各地で親しまれているので、現地で保守を行うことができ、スペア・パーツも容易に入手できるのです。それに多くのオリジナル・パーツを使用することで、現地のメカニックや乗員自身によるピースキーパーの保守・修理が可能となります。従って、パトロールこそ当社のプロジェクトにとって正に理想の選択であったのです。その上、防護装備のモジュール設計により、大半の修理は現地で行うことができます。まれにその場で対応できないトラブルが発生した場合は、当社の技術者をすぐに派遣いたします。
正に「地獄の特訓」を行っています
他の車と同様に、防護装備車輌もまず個々に承認手続きを経なければなりません。TUV(ドイツ技術管理協会)により、性能を確認するための総合試験が行われました。TUVの基準は世界で最も厳しいものの一つとして知られています。そしてStaatlichesBeschussamt
Mellrichstadt(ドイツ国立弾道研究所)による車輌の防護装備テストなど、さらに試験が行われました。その結果、
ピースキーパーはDIN EN 1522によるClass FB6を、またDIN EN 1063によるClass BR6を、そしてBRV
1999(防弾車両)によるClass VR6をそれぞれ取得しました。さらに、対手榴弾防護に関するBKA(ドイツ連邦警察局)の指針では、屋根および床において2DM51/m2と定められています。車輌全体の有用性については、Wehr-technische
Dienststelle Trier(ドイツ国防技術部)のお墨付きです。また開発及び製造はDIN/ISO 9001に準拠しています。
細部へのこだわり
防護装備を施したピースキーパーの絶対的な信頼性を第一に考えてきましたが、それはこれからも変わることはありません。これは当社がオリジナル装備や機械部品の製造者による保証に加え、現地のメカニックが大半の保守・修理を行えるように、元の車輌に加えた変更についても、さらに12カ月間保証することからもおわかりいただけます。主要なスペア・パーツや特殊安全ガラスについては、急な要望でもご不便をかけずにすぐお届けできるように、常に在庫を抱えております。また世界170カ国以上に及ぶ広範囲な日産の販売店網が、いつでもどこでも保守が受けられるというお客様の安心感をさらに高めています。もし当社の製品群から車輌をお選びになりたい場合は、ご希望の特殊装備を施すことも可能です。次にピースキーパーの詳細データをご紹介します。