2日目 AM8:00 直接レンジに集合

昨日のおさらいで「コンビネーションショット」の連射を再開。かなりトリガーコントロールが良くなってきたと思える。・・・・・・ひたすら撃つ撃ち続ける。


第4段階ロングレンジ射撃及び銃のトラブル発生時の操作方法

< ロングレンジ >
20mの距離からスチール製の直径20㎜の的を撃つ。最初は単発で、後半はラピッドファイヤ、速射となるとあまり当たらなくなる。腕が悪いのか銃が悪いのか?命中率50%強。あっさりと一巡してロングレンジは終了となった、護身用トレーニングコースではあまりロングレンジの射撃は重視していないようだ。

< リロード操作 >
1.タクティカルリロード
銃撃戦が続きマガジン内の残弾が減ってきたら、タイミングを見て残弾があるうちにマガジンを取り替える作業。
2.エマージェンシーリロード
マガジンの弾丸を撃ち終わったら素早く新しいマガジンを入れ替える作業。いずれの作業もマガジンを地面に落とすのは厳禁。マガジンを落とす音が聞こえれば相手は撃たれる心配が無いので突っ込んでくる。映画のシーンではよくマガジンを捨てるが、実際の撃ち合いでは通常は相手の発射数を数えることが基本。全弾撃ちつくすことはしない。1~2発予備として残しマガジンは、ホルスターに戻す。銃には静かに新しいマガジンを入れ、残りの弾数を読まれなくするのが基本とのこと。ナルホド。

< ジャム・リカバー操作 >
オートマチックガンの欠点としてジャムが挙げられる。リボルバーはそのままもう一度トリガーを引けば次の弾丸が発射されるが、オートマチックはリカバーしてやらないと発射不能となる。
■エジェクトジャム(排莢不良)の対応
1.マガジンをリリースする
2.銃を逆さにしてスライドを2、3回前後させて排莢する
3.マガジンを再装てんする
4.スライドを操作してチェンバーに装てんする
■ミスファイヤー(未発火)
そ のままスライドを引いて古い弾丸をはじき出すとともに新しい弾丸をチャンバーに送り込む

第5段階(ラピッドファイヤー2(反転式標的への速射)
今度は全ての的が横向きにセットされ、レンジマスターの操作でエアーシリンダー機構により2秒間だけ正面を向くのでこの間に胸2発、顔面1発のコンビネーションショットを行う。極めて実践的な訓練だ。まず5mの距離から始まった。
時間内には撃てたが命中が少ない。教官にもう少しゆっくり撃てと指導されたが、今度はタイムオーバーで標的がアッチ向いてホイだ。「慌てずに早くしろ」という言葉を思い出しつつ射撃を続ける。2~3回繰り返すうちに慣れてきたのか弾丸が寄り始めて、教官にgoodと褒められややホッとした。
やがて射線は7m~更に10m後退し再び速射。また当たらなくなった。多少ゆっくり目に撃てば当たるが、1~2発しか撃てない。口をへの字にしてひたすら集中して撃つ撃つ。
何とか2秒以内に2ヶ所3発のコンビネーションショットが撃てるようになりグルーピングもまとまってきた。

< 1.5秒で連射 >
再び5mラインで今度は1.5秒の速射訓練だ。この頃にはだいたいコツをつかんできたので、目標が動く瞬間に銃を取り出し、多少アバウトながら瞬間的に照準し2発は撃てるようになってきた。
コンビネーションショットのうち胸部2発はほとんどグルーピングが集まり、3発目の顔面への命中率を上げるだけになってきた。やっと周囲の皆様の様子を見る余裕も出てきたので一通り観察したところ、割と命中している人が多く平均的レベルは高いと云えるが2~3人は下手な人が居り、あきらかにプログラムについてこれない様子であった。また女性の生徒も多かったがそれぞれ平均値かそれ以上のスコアを出しており、射撃に関して米国人は男女の差は無いように感じられた。やがて7m更に10mと後退し撃つが10mでは3発撃つことと的に入れるので精一杯となってきた。胸部はほとんどストライクゾーンに命中するが、顔面は当たったり外れたりの状態でこう着状態となった。上手な人はそれでも3発命中している。残念ながら腕前が違うようだ。


▲反転式の標的に1.5~2秒の速射訓練

12:30 昼食の為レンジ終了 
本日は「エンプティガン」の号令なし。弾丸の入ったGunを腰に差したままランチ。慣れたのか余り気にならなくなった。


2日目 午後(13:30~15:15)
米国の裁判制度における正しい裁判の戦い方について
1.弁護士を選ぶ
最も大切なことは弁護士の選択である。無能な弁護士はダメだが腕利きの有名弁護士で検察官とスコアゲームを繰り返しているタイプは敬遠すべき。検事と対決している弁護士は時として検察全体を敵にしてしまい、その巻き添えで敗訴するリスクがある。可能な限り検事出身の弁護士を雇うべきである。
2.相手の弁護士に注意する
特に成功報酬式の弁護士は危険である。この場合の対応は、理由は後で考えるとして「まずこちらが先手で相手を訴え混乱させる」等の一種の作戦が必要である。その手の作戦能力の高い弁護士に依頼する以外方法が無いのが現状である。
3.和解の勧め
和解に持ち込んで早めに金銭的解決を図るのが最も合理的でコストがかからないと考えた方が良い。長い裁判は弁護士費用だけで破算する。賠償金が多少高くても早く解決すれば再びお金は稼げると考えた方がよい。
4.保険の加入
様々な保険があるので自分及び家族が訴えられ損害賠償を請求されても対応できるような保険に加入すること。
5.友人・知人
留置場から早く出るために、また裁判で有効な証言(人物像)をしてもらうためにも普段から証言してくれそうな友人・知人を持った方が良い。特に市長や議員・大手企業の幹部・役人等に多くの知人や友人が多い人は過去の裁判例を見ると確かに有利である。


2日目 午後(15:20~17:30)

再び7m~10mでコンビネーション&ラピッドファイヤーの訓練。この頃になると指にテーピングしている人を多く見受けるようになる。1.5秒で2ヶ所3発がストライクゾーンに入ったり入らなかったりの状態となる。昨日とは雲泥の差である。
全米の平均的警察官の射撃レベルがどのくらいか知らないが、自分自身がそこそこのレベルに達しつつあることは実感する。おそらくストリートギャングやコンビニ強盗クラスと一対一で対決するとしたら、現在のレベルで楽に勝てるだろうと思われる。あながちスクールのモットーは大風呂敷でなかったと思う。

第6段階 室内レンジにて(突然現れる標的を撃つ)
射撃訓練の最終プログラムは、窓に突然現れる数種類の絵を書いた標的を使って行われる。強盗や普通の人が突然登場する標的で、撃つべきか撃つべきでないか瞬間的に判断し、撃つ場合は正確なショットを送り出す為の訓練だ。
狭い部屋に入りイスに腰掛けてスタンバイすると、教官が壁や床を叩いたり大声で罵ったり、奇声を発したりと騒然とした状況下で突然出てくる標的に対し撃つ、または撃たないという観察力・判断力、そして高い射撃技能を必要とする。これはかなり難しい訓練だ。幸いにして誤射も未発射もなくオールヒットしてgoodと褒めていただいた。後で聞いたが2割くらいの人が誤射で非武装の民間人を撃ったらしい。その絵標的の中身についてはナイショ。

卒業 18:00~
すべてのプログラムを終了し全生徒はホールに集合した。やや人数が減っている。サブマシンガンコースは既に引き上げたらしい。ハンドガン教室はクラス毎に名前を呼ばれてオーナーのイグシアナス ピアッザ校長より「卒業証書」を受領する。晴々とした表情だ。無事に全コースを終了した安心感のためか昨日とうって変わって全員が上機嫌である。
教官も一人一人に声を掛け握手し一緒に大喜びである。2日間にわたる早朝からの長時間の大変緊張を伴う訓練にもかかわらず皆元気である。アメリカ人は老若男女を問わずタフであると実感したのであった。
延々と続く大騒ぎの中、自分の順番を待つが、まだまだ先のようだ。残念ながら飛行機の時間が刻々と迫っているので、仕方なく中座させていただくことにして、卒業証書はFedexで送ってもらうことになった。
外へ出るとホールの熱気とは別に、3月の夜のネバタ砂漠は寒かった。レンタカーのヒーターが効くまでの間、歯が鳴る程の冷気に震えた。ラスベガスへ向かう途中の山道では雪まじりの雨であった。

▲狙撃訓練用の標的。スチール製マンターゲットの中央に ヒットするとリボンが揺れて遠くからでも確認できるスグレモノ。
▲ハンドガンコース 屋内レンジにて突然現れる標的を判断して撃つ、 又は撃たない訓練


料金等について

今回の初級護身用ハンドガンコース(2日間)は、トレーニング費500ドル、弾丸300発と小物の購入、ガンレンタル料レンタル等で125ドル合計625ドルの支出であった。もちろん米国人と同じ料金で、日本人観光客向けのボッタクリ料金ではない。トレーニングを終えて、この料金は大変値打ちのある良心的な料金であると実感する。
さて、今回日本からやってきた日本人は私が最初だそうだ。今後多くの日本人が生徒としてやってくることを大変期待しており、その時は大変歓迎します。とのこと。がんじがらめの規制でホンモノの銃に触ることもできない日本の皆様に、射撃の楽しみを是非味わっていただきたい。また現役の警察官も自分自身の技能を向上させる為に一度訪れてみて下さいとのこと。ただし、英語の堪能な方はお一人で構いませんが、英語が苦手、銃を一度も触ったことが無い方については、日本語を話せる教官を中心に別グループでトレーニングを行いますので、5~6人のグループで申し込む必要があります。なお入校希望者は、米国人・外国人を問わず基本的には誰でも入校できますが、申し込みの際に保証人が1名必要となります。また、申込人と保証人は事前調査させていただきますので、不適と判断された場合は入校をお断りする場合がありますのであしからず。
「FSFTI」のポリシーとして犯罪者、テロリスト、ギャング・暴力団等には一切の教育訓練を行いません。

スクール入校を希望される団体(5人以上)の方はお問い合わせください。( 03-3504-8531 )
個人の方で入校を希望される場合は、下記サイトにてお手続きをお願いいたします。

スケジュールその他の詳細情報は下記のフロントサイトスクールのHPをご覧になってください。
http://www.frontsight.com/

またフロントサイトとは別に、日本人経営のスクールもありますので御紹介いたします。
こちらは日本語で対応していただけます。
http://www.freewebs.com/kurozarucqb/

 

  


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